2018/10/08新展示史料のご紹介(10月8日)

【上段】相州伝皆焼名人「相州住秋廣」
相州住秋廣(そうしゅう・じゅう・あきひろ)、本名は九郎三郎。正宗の弟子と言われる初代廣光の子供で、相州で活躍した名工の一人。相州鍛冶代表工貞宗の弟子、これぞ相州伝皆焼名人の業物である。

【下段】「模 包丁正宗 宗次」
龍馬が憧れた包丁正宗は、当時、大名家の持ち物で入手不可能であった。これは、名工固山宗次(こやま・むねつぐ)が慶応三年(1867)二月、包丁正宗を手本に作刀した名刀である。
固山宗次は、享和三年(1803)、陸奥国白川で生まれた。業物に迫る切れ味を誇った新々刀の名手であり、宇和島藩主伊達宗城所用の大小が今に伝わる。
彫り物は護摩箸の透かし彫りで、不動明王を表している。不動明王は大日如来の化身で、悪魔を調伏する力を持つと言われる。これは「鎮護国家」、世の乱れを鎮めて国を守る龍馬の精神が込められている。

いずれも、坂本龍馬が「武士の魂」として尊んだ究極の大小、生涯「最強最高」の理想としたといわれるもの。ファンならずとも必見の名刀です。