第 13 回全国龍馬コンクール

  

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【イラスト部門】入賞作品



【書道部門】入賞作品



【手紙部門】入賞作品

【最優秀賞】 中谷 真穏(高知市立義務教育学校土佐山学舎 中学 2 年)


拝啓 龍馬さん
 龍馬さんの時代では、どんな時によく笑っていましたか?
龍馬さんの周りにたくさんの仲間がいたということは、龍馬さんがよい話題を提供して、皆 を楽しませていたからに違いないと思います。
 私の生きている二〇二一年の現在では、インターネットが普及して、友達づくりの場はイ ンターネット上で行なわれることがあります。世界中の誰とでも繋がることのできるイン ターネットでは、コミュニケーションの輪が広がっています。しかし、現実的には多くの人 が何らかの問題を抱えています。今、新型コロナウィルス感染症が世界中で猛威をふるって おり、多くの人の笑顔が少しずつ失われていると感じます。そんな中、今年、延期されてい た東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。厳しい状況での開催でしたが、ア スリートの人々が自信と誇りをもって戦っている姿をテレビで見て、私は勇気と笑顔をも らいました。パラリンピックのゴールボールでは、聴覚からの情報だけで俊敏に動き、連携 プレーをする姿に驚き、心を打たれ、知らず知らずのうちに笑顔で応援をしていました。
 私は将来、「一人でも多くの人の笑顔がつくれるような人」になりたいと思っています。 世界中の人々の笑顔をつくるには、まず自分自身が笑顔でいる必要があります。私は龍馬さ んのように自由な発想と多くの人の笑顔をつくるという夢を叶えたいと思います。心から 笑うことの楽しさや喜びを持ち続けると、多くの人が抱える問題も減ると思います。龍馬さ んと友達がたくさん笑っていた時のように、自分から他の人へ微笑みかける「笑顔」をよみ がえらせることで多くの人が温かい気持ちになることを願っています。
敬具



【優秀賞】 常光 陽世(高知市立義務教育学校土佐山学舎 中学 2 年)


拝啓  龍馬さん こんにちは。
 私の通っている土佐山学舎は、土佐山の山間地域にあります。小学校三年生の時に転校しました。転校してきた理由は、土佐山は「社学一体教育」をモットーに質の高い学びを受け ることができるからです。龍馬さんは、「社学一体教育」という言葉をご存じですか。龍馬 さんが活躍した後、明治の自由民権運動をもとにしており、『土佐山は「水」や「自由」や 「教育」がもとになるところである。』という考えがあります。「社学一体教育」とは、地域 社会と学びが密接につながり、人と人がかかわりを大切にする教育、「社会」と「学び」が 一体になる教育のことです。
 私たちは、「土佐山学」という総合的な学習の時間において、その学びを体感しています。 土佐山学では、地域の方々に協力をいただきながら、土佐山の未来について考えます。例え ば、私たちが五年生のころ、近所の農家の方に協力していただき、米を育て販売する学習を 行ないました。土佐山庁舎の方にも協力して頂いたこともあります。七夕や運動会、学習発 表会などには多くの地域の方が学校に来てくれます。また、地域の特産品である梅やゆず、 いちごなどを収穫、美しい鏡川を守っていくことを考える学習もしています。そのことを、 英語でPRして、動画を活用する勉強もしています。
 「社学一体」それは高知の温かい人々、そして私たちの学ぶ意欲の上に立っています。龍馬さんの生まれた高知で、素晴らしい学びを受けていることを誇りに思います。この高知な らではの学びをたくさんの人に伝えられるように、日々学ぶ意欲を持って生活に向き合っ ていきたいと思います。

敬具



【北海道教育委員会教育長賞】 村上 秀成(札幌市立札苗緑小学校 5 年)


拝啓  龍馬さん
 龍馬さんは大政奉還を実現しました。ぼくも龍馬さんのような、世の中を大きく変えるこ とがしたいです。
ぼくが龍馬さんにあこがれている理由は、龍馬さんは「人を殺したくない」と考えていた からです。昔の人たちは「武力」で世の中を変えるという考え方だったけど、龍馬さんは「人 を殺さない」という考え方で世の中を変えたところがすごいと思います。ぼくは学校でけん かしてしまうことがあるかもしれないけれど、龍馬さんのような考え方を見習って仲直り したいです。
 ぼくの将来の夢は、龍馬さんのような考え方を全国に広めることです。龍馬さんのような 考え方を持つ人がたくさんいると、日本はもっと良い国になると思います。 龍馬さんの考え方は、とても現代に必要だと思います。今はコロナウイルスが流行してい るけど、きっと龍馬さんがいたら、実行力と何度失敗してもくじけない粘り強さで、日本を 明るい国にしてくれると思います。
 ぼくは将来、ぼくの住んでいる札幌に、龍馬さんの記念館を建てたいです。本にはのって いない龍馬さんの考え方や数々の功績をたくさんの人に伝えていきたいです。
 夢の実現に向けて龍馬さんのことはもちろん、他のことについてもたくさん勉強したい と思います。応えんしてください。
敬具



【函館新聞社賞】 中野 瑚春(高知市立義務教育学校土佐山学舎 中学 3 年)


拝啓 龍馬さんへ
 日本と中国の書道文化が国際的なものとなり、文化遺産登録される。そんな日を夢見る私 は、小学一年生の時、母の勧めで書道教室に通い始めたことがきっかけで書道と出会い、八 年経った今もその奥深さに魅力を感じています。  近年、パソコンや携帯電話の普及によって、字を書く機会が激減しました。手紙はメール になり、通知表でさえ手書きではなくなってきています。便利さは手に入っても、そこから 親しみやすさや温かみは伝わってきません。そんなデジタルの時代だからこそ、今一度、手 書きの良さを見直してみてほしいです。
 ところで、龍馬さんがしたためた手紙は、有名な「日本を今一度せんたくいたし申し候」 の手紙を含め、今も百通以上残っています。おかげで、私たちは当時の龍馬さんの考え方を 知ることができ、その文面や文字からは「字は体を表す」の如く人柄を想像することができ るのです。現代において龍馬さんに人気がある最大の理由は、この手紙が面白いからにほか なりません。龍馬さんは手紙の中に今も生きているのです。
 また、私は書道を世界中に広めたいとも考えています。日本に興味を持ってくれる外国人 は沢山いますが、その中で書道を体験したことがある人は少ないと思います。だからこそ、 学校で学んだ英語を生かして書道の魅力を伝え、それをきっかけに日本文化の魅力を知っ て欲しいです。筆で字を書く楽しさや素晴らしさだけでなく、正座や姿勢の作法、墨の香り や和紙の感触などを五感で感じて、日本文化の佇まいを伝えられたらと思います。そのため に今、私が出来ることは書道の技術を上げておくことです。これからも、書道に精進して行 きます。
敬具



【毎日新聞社賞】 西岡 正樹(大阪府東大阪市)


拝啓 龍馬さん
 私は今現在、地域の川柳同好会に入っています。周りの方々は殆ど年配の方が多く、七〇代 の方々が中心の中、三〇代でただ一人川柳を作り、月に二回ほど出席し、みなさんに見て頂 いております。 私が川柳と出逢い作ろうと思ったきっかけは、今から八年前に亡くなった姉がきっかけで した。姉は文章を書いたり、川柳にとどまらず俳句や短歌を作る事が大好きでした。そんな ある日、姉は心筋梗塞で他界しました。私は、姉の分までしっかり生きないとと思い、同時 に姉が大好きだった川柳という文芸に挑戦してみようと思いました。
 川柳というのは五・七・五で作る文芸です。俳句と違い、約束事など一切なく、自分自身が 思った事、感じた事を吐く文芸としても知られています。初めは上手く作れなく、悪戦苦闘 の日々でした。 しかし、地方の文芸誌に掲載されてから、徐々に自信がついてゆき、これまでずっと続けて これたのだと思います。その中には、家族の支えは勿論の事、川柳同好会の方々や地域の皆 様の支えがあったからこそだと思います。人は一人では生きてゆけません。私の夢は、川柳 の良さや文章を作る、書く楽しさをたくさんの方々に伝えられるような人になる事です。 そして最後に、悩みを抱えておられる方々に伝えたい事があります。
 今悩みを抱えている人 には、自ら「死」という道を絶対に選ばないでもらいたいなと思います。誰かに相談するこ とで心が晴れ、良い方向に道は開けていくと思います。そして生きてゆくのに不器用だから こそ色々と悩み考え、言葉が生まれ文章を書く事ができると信じております。この度は、本 当に最後まで私の手紙を読んで下さり有難うございました。



【審査員特別賞】 坊垣 妙泉(岐阜市立市橋小学校5年)


拝啓 龍馬さん
りょうまさんは何が好きですか。
何をすると楽しいですか。りょうまさんの時代はどんな風?
聞きたいことはもりだくさんあります。
でも、こちらのこともお伝えしたいのでやめときます。
こっちの時代では新がたコロナウイルスという病気がはやっています。
やっとワクチンという予防の物が開発されたのですが、私はまだ打つことができていません。オリンピックが開さいされると、かんせん者がふえてたいへんです
りょうまさんの時代とはちがって、とてもこわい争いは起きませんが、またちょっとちがっ たかんじでたいへんです。 りょうまさんはいつもにこにこしていて、にくめない人だと聞いているので、いつか会って みたいです。
空飛ぶ車がもうでき始めているので、もうすぐ会えると思います。
そのときはよろしく