第2回『百年後の日本人へ』現代の志士・手紙コンクール入賞作品

 当コンクールは、今を生きる私達から100年後の日本人宛ての手紙を広く全国から募集し、優秀作品には賞を送り、そのメッセージを後世に残していくことを目的に開催しています。 約150年前に書かれた坂本龍馬や幕末維新の志士たちの手紙は今もイキイキと私たちの心に響き、励ましてくれます。全国の皆さんから寄せられた応募作品に込められた志や決意、そして未来を生きる日本人へのメッセージは、今後多くの人々の心に響き、時代を越えて受け継がれていくことでしょう。 ここでは、応募作品全36点のうち、受賞作品12点の作品をご紹介します。





入賞作品及び作者名

■北海道知事賞(1名)

越前 あかり(北海道札幌市立八軒中学校1年生)


「百年後の日本で生きている人たちへ」  
こんにちは。私は今十二歳で、百年後は百十二歳になっています。今の平成二十八年の女性の平均寿命は、八十七・〇五歳なので、生きてはいないと思いますが、百年後ではどうなのでしょうか。医療が発達して平均寿命はのびているのでしょうか。今私が百年後のことを考えても、わからないことだらけです。ですが、百年後の日本人の方々がなにかしらの形でこの手紙を読んでくれると願っています。その読んでくれている人たちだけでも良いので、今の日本、今の私のことを少しでも知ってもらいたいです。  
まず、今の日本、世界といっても良いくらいあるゲームで大ブームが起こっています。それは「ポケモンGO」というゲームです。スマートフォンという携帯電話などで遊ぶゲームで、GPS機能をつかって、ポケモンをゲットしたりします。このゲームを使ったりして前を見ないで歩いたり、自転車にのりながら使ったりする「ながらスマホ」というのがあり、それにより事故などが相次いで起こっています。楽しいゲームですが危険がたくさんあり、自分や友達が被害にあわないかが心配です。百年後の日本では楽しいゲームは残りながら、このような事故などは防がれているのでしょうか。  
 次に、今の日本社会についてです。最近の出来事では、熊本大震災です。日本は地震の多い国なので地震はありますが、ここまでたくさんの人が亡くなったり、かなしいことになったりするのは、2011年の東日本大震災以来でした。地震や津波などで、たくさんの人が亡くなるのは、とてもかなしいことです。百年後もこのような大震災は、何度も起きているのでしょうか・そのたびにかなしくなるのは、とてもつらいことです。なにか改善できることはないのでしょうか。私は今、熊本に行くことはできないので、自分にできることは募金ぐらいなので、お金があるときに少しでもできればいいなと思っています。百年後は、今プレハブなど自分の家で暮らせない人たち、その子孫が幸せになっていることを願っています。  次に、私自身のことです。私は小さなことで悩んだり、めんどくさいなと思ったりしていました。ですが、夏休みの国語の自由課題で、コンクール作品応募一覧の中に「百年後の日本人へ」というのがありました。これを見たときに何か気になり、書いてみることにしました。書くときに、百年後ってどうなっているのだろうと考えました。一番最初に思いつくのは、ドラえもんですが、他に考えると、分からないことだらけでした。こうして考えると、私の悩みなんて、小さな悩みなのかなと思い、もっと思いきって私だけの人生をつくっていきたいと思いました。  最後に私から、百年後こんな世界になっていれば良いなという願い、望みです。
 まず、自然環境についてです。木など森林、川などをできるかぎり汚さず、こわさず、動物が安全に暮らせる環境にしてほしいです。ニュースで、熊が山からおりてきたなどのことを見ることがあります。それは、人が木を切るなどして、熊や動物の住む所をなくしているからです。それなのに、熊を撃ったり、殺したりしています。私は、そのニュースを見るたびに悲しくなります。このようなことが百年後は無くなり、森林を大切にしていると願っています。
 次に、人についてです。私は、百年後には、ロボットが日常生活に普及しているのではないかと思っています。たしかにロボットは、とても便利ですが、人工知能をつかい、人より頭がよくなると思います。そうすると、人と人との関わりが減り、ロボットの世界になるのではないかと予想できます。人と人との関わりをちゃんと持って生活してほしいです。
 今まで、私の願いなどを書いてきましたが、百年後の世界で暮らしているのは、私ではなく、この手紙を読んでくれている百年後の日本人です。自分たちで楽しく、安心安全な世界をつくり、そこに少しでも良いので、私の願いを入れてくれるとうれしいです。
 長い手紙を読んでくださり、ありがとうございました。 平成二十八年八月



■北海道教育委員会教育長賞(1名)

時田 さくら(北海道函館市立八幡小学校6年生)


 「百年後の日本人へ」 私は小学校六年生で、珠算とお習字を習っていて、絵を描くことと、読書が大好きな女の子です。授業では社会科が好きです。特に歴史に興味があります。
 夏休みの自由研究で、日本の歴史を年表にまとめました。その時代に生きた人々は、より良い日本にするために、色々な努力をしてきました。それは、今に続く伝統工芸や日本風文化だったりします。
 歴史の中には、戦や戦争もありました。私の住んでいる函館には「五稜郭」があり、新選組の土方歳三の最期の地だと知りました。歴史上の人物がかかわっている地に住んでいることで、より身近に感じました。冬休みには、特に念入りに、幕末から明治維新に活躍した偉人たちについて、まとめたいと思っています。
 それでもやっぱり理解しがたいのは、戦争をしてしまうことです。戦争は、物を破壊し人々の大切な命を奪う。どうしてそんな戦争をしてしまうのか、私にはわかりません。 人間は言葉を話します。言葉を交わすことによって理解し合え、人と人とが助け合えば、平和に暮らせる。簡単なようで難しいことなのかもしれませんが、私は平和な世の中になれば良いと思います。 百年前には考えられなかったことができるようになった今、百年後はどんな風になっているのか想像すらできません。着るもの、食べ物、住むところは、どんな感じですか? 手軽に宇宙旅行ができる時代ですか? 今を生きている日本人は、災害や震災から復興できるように努力し、頑張っています。環境やエネルギーの問題を解決し頑張っています。みんなが豊かに暮らせるように頑張っています。 百年後、私は百十一歳になります。 百十一歳のおばあちゃんは何もできないかもしれないけど、これから大人になる私は、今からの百年を見ていくことができます。関わっていくことができます。私の理想とする平和な世の中になるよう、私は努力していきたいと思います。 「百年後のみなさん、百年後の日本は平和ですか?」 平和であることを願って、この手紙を書きました。平和って良い言葉ね。 終わり



■函館市長賞(1名)

鵜飼 勢津子(北海道北斗市/一般)



 西暦1868年、江戸時代・慶応四年の辰年、その年が明治元年になる。西暦2016年の今年は平成二十八年。昭和だと九十一年、大正だと百五年、明治だと百四十八年になる。では、百五十年前は・・・江戸時代!! そうなんだと改めて驚いた。
 幕末と呼ばれていたその時代に、『近代日本』を夢見ていた人たちがいた。その人たちの生の声を聴くことはもうできないけど、書物が残され、それをもとに、映画・テレビ・舞台などで映像化され、見ることができる。インターネットを使えばもっと詳しく知ることだってできる。『幕末の志士』と検索すると数多くの名前が出てきてびっくりした。その中の何人の名前がわかるのだろう! 何をした人? 学校で習ったはずなのに忘れている。知っていたようで何も知らない自分が情けない。今度時間を作って調べてみるのもよいかなぁ! 図書館で、じっくり時間をかけて・・・とはいかないかもしれないけど。やっぱりネットでチョチョイと見て、読んで、終わりかなぁ! まぁそれでも良いかもしれない。だって興味を持つことが大切でしょ! そう自分に言い訳している姿が浮かんだ。う〜ん情けない。
 幕末・明治維新の時代に生きた人たちから見て、今の日本はどう映っているのだろう、ふと思った。偉人たちが思い描いていた日本になっているのだろうか? 合格点はもらえる? こんなはずじゃなかったって怒っているかも! 考えるとキリがなくなるけど、今を生きている私は、言わば『現代の志士』。日々色々なことが起こっている。そんな『今』を戦っている、名もない志士。巨大な歴史の歯車の前では、私の存在など無に等しい。
 だけど、何もできないけど確かに生きている。もし五体満足な状態でなくても、そこに存在しているだけで、心の支えになっていることだってある。百年後の日本人への手紙を書くなら、『今をしっかり生きてほしい』と書きたい。独りでは立っていけないけど、誰かが誰かのためになるよう支えてくれれば、「人」という字ができる。人と人が集えば、知恵も勇気も倍になる。歴史を作るのは人。私自身はちっぽけな存在だけど、今持てる力を誰かのために使えれば、誰かの役に立つはず。それが続いていけば百年後の日本人へ何かがつながっていくはず。今からでも遅くないかも。
 ちょっとだけ頑張ってみようかなぁ!  百年後の日本人のみなさーん、私は、あなた達のご先祖様ですよー! お元気ですかー!  ところで・・・、百年後、愛しの龍馬様は何歳になるんだろう? 維新の前に亡くなっているから・・・二百四十九歳! その時もやっぱり愛され続けているんでしょうね・・・。 



■函館市教育委員会賞(1名)

時田 ももか(北海道函館市立八幡小学校3年生)


「百年後の日本人へ」
はじめまして。わたしは小学校三年生の女の子です。運動がとくいで、おにごっこで遊ぶのが大好きです。勉強は少しだけ苦手です。百年後、学校ではどんな勉強をしていますか? 国語や算数は今と同じですか? もしかしたら学校には行かず、家でタブレットを使って勉強してたりするんですか?
 昔は学校に行きたくても行けない子どもがいたと、教えてもらいました。世界中のほかの国では、今も学校に通えない子どもがいるのをテレビで見たことがあります。わたしは、学校に行きたくない日もありますが、友だちとあえるし、知らなかったことをたくさん教えてもらえるので、学校が大好きです。勉強を教えてもらえるわたしたちは、とても幸せなので、先生の言うことをよく聞いて、たくさんのことを教わりたいと思います。そして、百年後の皆さんの役に立てるような、りっぱな大人になりたいと思います。 おわり



■毎日新聞社賞(1名)

五十子 直輝(青森県青森市立堤小学校3年生)


「百年後の日本人のみなさんへ」
百年後の日本人のみなさん、お元気ですか。ぼくたちの生活は、百年前とちがい、いろいろなことが、べんりになったと思います。 まず、ぼくが一番に考えるのは、リニアモーターカーのデビューです。リニアモーターカーというのは、電車の中でも、一番速いと言われています。
 百年前の昔をふり返ってみましょう。ディーゼルで走る汽車が、青森駅から津軽二股駅までのきょりを、一時間以上かかって、走っていました。そのたびは楽しく、開発されたリニアモーターカーもいいけれど、この昔ながらのディーゼル汽車でのたびも、ゆっくりけしきを見ることができるので、鉄道ファンにも、人気があります。 百年後のみなさんも、リニアいがいの、ディーゼル汽車があれば、ぜひ、のってみてください。
 古いもののよさを、ときどき味わってください。 さいごに、一つおねがいがあります。日本を大切にするために、せんそうは、ぜったいにしないでください。みなさん、お元気で。
八月二十一日                            五十子 直輝 百年後のみなさんへ



■北海道新聞社賞(1名)

佐々木 さくら(北海道札幌市立札苗中学校1年生)


「百年後の日本人へ」
私は、百年後の未来がどうなっているか、全く想像がつきませんが、こうなってほしいという気持ちはあります。 まず一つ目は、一人一人が輝く世界になってほしいです。私は静かな性格ですが、本当はみんなに、すごいねとか言われてみたいです。私みたいに心の中でそう思っている人がいるかもしれません。つまり、本当の自分を出せずにいるのです。いじめは、このような事が原因かもしれません。一人が一人をいじめて、いじめている人の友達もいじめて、やがていじめられている人はひとりぼっちになります。
 でも、その人は本当の気持ちを言えずにいるのです。もしかしたら、いじめの原因は小さな事かもしれません。私は本当の気持ちを言えない性格なので、いじめにあっている人がいるかもしれないと考えると、とてもかわいそうだなと思います。だから私は、人をいじめたことがありません。みんなが同じ考えになってほしいです。一人一人が本当の自分を出せて、一人一人が輝いてほしいです。
 次に、二つ目は、笑顔が溢れた世界になってほしいです。私が今までで一番幸せだと思った時は、面白い番組を見たり、家族で楽しんで笑っている時です。本を読んだり、絵を描いている時も私にとって楽しいですが、本当に心の底から笑って楽しんでいるわけではありません。本当に心の底から笑った時に、顔がくしゃくしゃになって、本当に楽しめるのです。
 悲しい、くやしい、こわいなどの感情を出していきながらも、「笑う」という事を一番大切にしてほしいです。 つまり、私は百年後の未来に、一人一人が輝いて、笑顔が溢れてほしいということです。明るい世界になって、みんなが楽しく人生を過ごしていければなと思います。



■審査員特別賞(1名)

上條 あやか(北海道札幌市立八軒中学校1年生)


 百年後のみなさん、とつぜんですが「大丈夫ですか?」。とつぜんごめんなさい。実は今、私は中学一年生なのですが、社会の授業で地球の資源はあと百年でほとんどなくなるということを習ったので、とても心配になってしまい、とつぜん「大丈夫ですか?」と聞いてしまいました。
 今の時代の私達が、環境への意識が低いがために、百年後のみなさんに大きなふたんをかけてしまい、本当にごめんなさい。でも、今の私達も頑張って環境の悪化が進まないようにしています。例えば、ゴミの分別をしてリサイクルできるものをリサイクルし、資源を少しでも大切にしたり、電気コンロの家を増やし、ガスを使わないように努力しています。また、太陽や風などの自然エネルギーを使って限りある資源を使わない努力をしているのです。だから、みんなでなんとか協力してのりこえて下さい。頑張ってください。応援しています。
 きっと、今「人ごとだと思って」って思ったでしょう。でも、私達も努力しているので、今の私達にできるのは、こう言うことくらいしかないのです。
 もう一つ。「ごめんなさい」。これまた、おどろいたでしょう。この「ごめんなさい」は動物が今より減ったことにたいしてのごめんなさいです。前の話の環境に続くのですが、環境が悪く、地球温暖化が進み、動物がたくさん絶滅してしまったと思います。今、絶滅しそうなのは、シロナガスクジラ、ゴリラ全般、チンパンジー、オランウータン、アジアゾウ、トラ全般、ホッキョクグマ、コウノトリ、イリオモテヤマネコ、サイ、コンドルワシ等。今あげた中でも、こんなにあるので、百年後は今より動物が減ったのではないですか。そして今、私達の時代にいた動物を図鑑で見ているのではないですか。そして、今の時代にたくさんいる動物が絶滅危惧種とされているのではないですか。百年後は飼えるペットが値上がりして、飼う人が珍しいくらい減ったのではないかと思います。犬や猫も種類が減り、動物園もケージが、がらあきで見ごたえがなく、楽しくないと思います。それにたいしての「ごめんなさい」でもあります。だから、百年後のみなさんには、あまり減らさない努力をして、未来へ少しでも残してください。ファイト!!
 私の、今の社会への思いも聞いて下さい。やっぱり、くだらない所へ税金を使うのは本当にやめてほしくて・・・。それで、消費税を十パーセントに上げるとか、子供は子供なりに努力してるのに、国の代表の人が、子供より考え方が甘くて本当にいやなんです。百年後は、消費税が二十パーセントくらいになったんではないですか。いい政治家さんが増えてくれるといいですね。口だけで「ああします」、「こうします」と言って、当選したら言ったことをほったらかしにして、好き勝手にやって、本当に腹が立ちませんか? 私はとても腹が立ちます。百年後は、いい人が当選してくれるといいですね。期待していきましょうね。
 そして、どの時間帯にでかけても安心できるような世の中になるように、今も百年後もなるように願いましょう。  最後まで読んでくれた百年後のみなさん、本当にありがとうございました。また今度、書けたら書きます。
さようなら。 あやかより。



■審査員賞(5名)

内田 志優(岩手大学教育学部附属小学校6年生)


 わたしたちの日本が、百年後どうなっているかはわかりませんが、もしぼくがそうぞうするなら、こうなってほしいという要望があります。 まず、日本の人を傷つけない国にしてほしいです。今の日本は、外国との戦争はしていませんが、犯罪や、けんか、いじめ、自殺など、悲しい事件やゆるせない事件があります。
 もちろん、今の日本もそれをなくそうとしていることはわかるのですが、決定的に動くことがありません。なのでぼくは、もっとそのようなことに力を入れてほしいと思います。 そして、ぼく自身のことなのですが、龍馬のように日本全体を変えることはできないのですが、小さなことなら、いじめをなくすこともできると思います。だから、みんさんもこのような活動ができると思うのです。
 政府や知事にまかせっきりにならないで、みなさんでそのようないじめなどをなくしましょう。みなさんはいじめなどを見ると助けようとしますが、なかなかその一歩が出ないと思います。でも、その一歩をふみ出しましょう。





木村 光(岩手大学教育学部附属小学校6年生)


 「百年後の日本人へ」 今、僕たちの住んでいる日本には、長い長い歴史がある。日本に限らず、世界史も長い。でも、歴史は必ずしも良い歴史しかないわけではない。しかし、一つだけ言えることは、『同じあやまちをくり返してはいけない』ということだ。
 人間は、あやまちをおこさないことは難しいと思う。しかし、くり返さないように努力することはできると思う。また、一人一人がそう考えることもできる。坂本龍馬らが目指した『新しい日本へ変える』、『日本を洗たくしなおす』のように、自分一人ではなく、日本、いや、世界まで目をむけることで、少しずつでも変えていくことはできると思う。
 戦争や争いは、人と人の心すれちがいによって生まれるから、しかたがないかもしれない。でも、世界から少しでも争いをなくすように努力し、平和な世界を築きあげて、ぜひとも平和の世を永くつづけてほしい。




室岡 功洋(岩手大学教育学部附属小学校6年生)

 「百年後の日本人へ」 今の世の中は、どこかの国で戦争が起きたり、暗いニュースもあります。だから、百年後は世界の国と国、人と人が協力して、平和で明るい世の中になっていてほしいです。
 また、ぼくは何をすればいいかわからないけど、何か役に立つことをして、平和にしていきたいです。
 坂本龍馬のように、自分より相手のことを大切にし、自分の思ったことを最後までつらぬいたり、日本をあらいなおすというスケールの大きいことも挑戦してみたいなと思います。
 あらためて、坂本龍馬はふつうの人ができないことをしていて、本当にすごい人だなと思いました。そういうところをまねしていきたいです。
 百年後の日本は、平和で今よりいろいろなことが進化して、明るい世の中になっていてほしいです。




松田 光陽(岩手大学教育学部附属小学校6年生)

 「百年後の日本人へ」 百年後の日本人は、今よりもっと良くなっていると思います。人だけではなく、日本という国全体が今の世の中より良くなっていると思います。技術が発達していたり、町なみもガラッと変わっていると思いますが、変わらないこともあるはずです。
 日本人のおもてなしの心や、協力する力など、百年後の日本人たちでも変わっていないはずです。そのような心を持っていたら、いくら百年後でも変わらないと思います。
 これからの自分の将来がどうなるかはわからないけど、おもてなしの心、知っていることをまちがわずに使い、正しい行動をすること、どんなにつらいこと、悲しいことがあったとしても、前に進んで行くなど、百年後の日本人も武士道というすばらしい心がまえを忘れずに生活していてほしいです。




小原 万奈(岩手大学教育学部附属小学校6年生)

 百年後の日本、そして人はどうなっているのでしょうか。私には想像がつきません。その世界は変える必要がありますか。それともありませんか。私は変える必要のない世界なんてないと思います。
 例えば、自分のことばっかりの人や、自分の考えを行動に移すことができない人、前向きに考えられない人が一人でもいるなら、それは変える必要があると思います。
 もし、百年後の世界に、時代を変えたいと思っている人、坂本龍馬のような人がいたとしたら、たとえ周りの人から冷やかされたり、笑われたとしても、堂々としていてほしいと思います。そしてその人が時代を変えようと努力しているなら、すばらしいことだと思います。
 私も百年後まで生きていたら、たとえ他には誰もいなくても、私は協力してあげたいです。そして、もっとその人のような考え方の人が増えたら、きっと百年後の日本は、平和で明るく前向きになると思います。
 そんな百年後の日本であってほしい。それが私の願いであり、夢です。 以上、12作品