‘記念館Blog’ カテゴリーのアーカイブ

咸臨丸と北海道

2009 年 6 月 21 日 日曜日

■前回に引き続き、岩崎弥次郎さんから寄せられた情報をお届けします。今日は咸臨丸(かんりんまる)について↓
「会報第10号にも載っていた咸臨丸のネタです。咸臨丸は、会報にも書かれていた様に勝海舟福沢諭吉らをその背に載せ外国を巡った他、静岡県清水市では清水次郎長親分も関わっていた事もあるという船です。しかし、老朽化して軍艦としては退役してからは、主に輸送船として北海道開拓民の移送をしていて、最後の仕事は仙台の片倉小十朗の家臣一団を函館に送る事でした(この皆さんは、札幌白石区の基礎を作りあげた方々だそうです)。
その最後の仕事を終えた後、北海道木古内町(きこないちょう)サラキ岬沖にて、座礁転覆してその生涯を終えました。座礁転覆した原因は、一説には嵐に遭遇したと言われていますが、証言者の言動に矛盾があったりして未だ分かりません…。しかも、江差沖に転覆した旧幕府軍旗艦・開陽丸(かいようまる)は海中捜索をして様々な物を引き上げた他、復元もされたというのに、それよりもはるかに実績のある咸臨丸は、復元どころか「サラキ岬沖で沈んだ」という伝承のみで捜索されてもおらず、サラキ岬にはその碑文と、ミニチュアの咸臨丸が展示されているのみという悲しい現状です」


羊蹄山

2009 年 6 月 20 日 土曜日

■今回は、岩崎弥次郎さんから寄せられた情報をお届けします↓
「こんにちは~。ブログで羊蹄山の話がありましたので、4月に撮影した羊蹄山(ようていざん/別名「蝦夷富士」)の写真を送りたいと思います。1枚目がニセコの撮影スポットで撮った写真で、2枚目が反対側の倶知安峠辺りで撮った写真です。それとオマケで、5月に札幌に行った際に、龍馬の雪像があった場所の裏で咲いていたサクラの木です。この近辺では、一番鮮やかに咲き誇っていましたよ~!」


昭和新山と北の湖

2009 年 6 月 18 日 木曜日

函館ー札幌間のほぼ中央に洞爺湖や有珠山、そして昭和新山があります。そして昭和新山のすぐそば(壮瞥町・そうべつちょう)には「横綱北の湖記念館」があります。
昭和新山は、第二次世界大戦末期(昭和18年)の混乱の中、約4ヵ月間という短期間でできた、文字通り昭和の新山です。当時壮瞥郵便局長だった三松正夫という方が私財を投じて一帯の土地を購入し、保存してくれたことで、この山は今日に至るまであるがままの姿を残しています。小さいとはいえ、むき出しの岩肌から噴煙を上げるその勇壮な姿は迫力満点です。
そして、皆さんよくご存じの第55代横綱・北の海は、ここ壮瞥町出身です。彼が現役の頃、私はまだ幼かったのですが、その憎らしいほどの強さは強烈に印象に残っています。昔は北海道出身の人気力士がたくさんいました。相撲は日本の国技です。日本人力士の皆さんに是非がんばってもらいたいですね!
ちなみに、右端の写真、北の湖関の銅像の後ろに見えるのが、両国国技館を模した記念館です(※画像をクリックすると拡大して見ることができます)。すぐ隣には町営の温泉施設があります。私が写真を撮っていたら、お風呂に来ていたおじいさんに「おばんです」と声をかけられました。何とものどか、心が癒されます。
北海道外の皆さん、是非レンタカーを借りて、札幌ー函館間を観光しながら走ってみてはいかがでしょうか?すばらしい景色と、北海道ならではの観光スポットを楽しむことができますよ。