北海道坂本龍馬記念館 館長ブログ


北海道坂本龍馬記念館からお知らせや、行事報告などをこちらでは投稿しております。

長崎が熱い!

2009 年 6 月 8 日

長崎には「亀山社中の跡」をはじめとする龍馬ゆかりのスポットが多数あります。








これは長崎の観光パンフレットの一つ。NHK大河ドラマ『龍馬伝』の放送に先立ち、長崎では龍馬を通じたPRが盛大に行われています。主演の福山雅治さんも長崎出身となれば、盛り上がらないはずがありません!



函館・横浜・長崎は今年開港150周年を迎え、各地で記念行事が行われています。函館も負けてはいれらません。



北海道開拓は龍馬の夢でした。その夢を引き継いだ坂本家ご子孫の人々が北海道に渡り、その出発点となったのが函館です。



「北海道坂本龍馬記念館」には “龍馬その後” があります。龍馬が目指した北海道にご期待ください!!


北海道龍馬会 記念講演&懇親会

2009 年 6 月 7 日

 

今日は北海道龍馬会さんの定期総会が行われ、総会の後の記念講演懇親会に参加させていただきました。



記念講演はノンフィクション作家として有名な合田一道氏による、「漂巽紀畧(ひょうそんきりゃく)を読む」と題した講演でした(写真左)。『漂巽紀畧』は土佐藩出身のジョン万次郎が漁労中に漂流し、143日もの過酷な無人島生活の後アメリカの捕鯨船に救助され、10年間のアメリカ生活の後に帰国した際、藩命によって万次郎を取り調べた河田小龍がまとめた文献です。ちなみにジョン万次郎は捕鯨術伝授のため函館にも来ています。

 

この河田小龍が龍馬に海外事情を話したことで、龍馬が世界に向けての視野を持つきっかけになったと言われています。合田氏は、龍馬をはじめとする幕末維新関連の著作を多数お持ちで、講演も大変内容の濃いものでした。

 

記念講演の後はガラリと雰囲気が変わり、「一世一代時代組」の4人のメンバーによる殺陣・ダンス・唄のパフォーマンス(写真中央)。迫力あるパフォーマンスに、会場も一体となって盛り上がりました!

 

その後の懇親会も「シャイポール久保田」さんの歌と演奏(写真右)、プレゼント抽選会など盛りだくさんの内容でした。歓談中には、多くの諸先輩の方々より数々のご教示と激励をいただきました。

 

北海道龍馬会の皆様、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


ヨーロッパ人から見た日本観

2009 年 6 月 6 日

 

『一度も植民地になったことがない日本』(デュラン・れい子著、講談社+α新書)、この本は2年程前に発行されて話題になった本です。

 



 

とてもインパクトのあるタイトルに思えますが、わかっている人には至極当然のことのように思えるでしょう。しかしその一方で、形式的には一度も植民地になっていないとはいえ、その実情は某国の植民地化しているとみる向きが多いのも事実です。

 

この本の著者は東京生まれの日本人女性で、スウェーデン人と結婚後、主にヨーロッパ各地で生活され、客観的な視点で日本人について書いておられます。日本人がヨーロッパの人々の目にどのように映っているのかを客観的に知ることができます。

 

印象に残った部分を抜粋してみます。

 

■「安土桃山時代、はるばる日本に来航したスペインやポルトガルのバテレン(宣教師)たちのことは、よく知られている。彼らはヨーロッパの珍しいものを多数持参し、織田信長などの興味を引いたが、彼らの真の目的はキリスト教布教とともに母国の領土を拡大することだった。つまり彼らは我が日本をもフィリピンやマカオ同様、植民地にしようとしていたのだ。このことに興味を示す日本人が少ないのはなぜだろう。だから信長に続く日本の為政者たちがキリスト教を恐れたのは正しい判断だったと思う」

 

■「(著者の夫) “日本は運がいい。いや、運がいいのでなく頭がよかったのだろうな。だって織田信長のころ宣教師が来日したときや、徳川時代の終わりに西欧の国々が日本に開国をせまったときも、植民地になる危機があったわけだろ?” (著者)ハッとした。そういう考え方を日本の学校の歴史の時間に習った覚えがなかったからだ。たぶん、今の中学生、高校生も習っていないだろう。幕末の日本人の中で、アフリカや南米と同じように日本が植民地になるという恐怖を抱いた人が、はたしていたのだろうか

 

幕末日本が植民地とならずにすんだのは、勝海舟や坂本龍馬をはじめとする志士たちの活躍があればこそと思います。彼らの真骨頂は、世界を見渡すその眼識だったのではないでしょうか?