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第14回 新島襄 海外脱国記念祭

2013 年 7 月 18 日 木曜日

今から149年前の昨日、元治元年(1864)7月17日に新島襄(にいじま・じょう)は国防と新国家建設に向けての識見を深めるため、函館西埠頭から命がけでアメリカへの脱国を図りました。その史実にちなみ、毎年7月17日には「新島襄・パトスの会」主催による「新島襄海外脱国記念祭」が執り行われています。今年も、函館市、函館千歳教会、函館日米協会、函館日英協会、同志社のご来賓をはじめ、約30名の方々が参列されました。

函館から脱国した新島は、その後10年間アメリカで学び、明治7年(1874)に日本に帰国、翌明治8年に同志社大学の前身となる同志社英学校を設立、福沢諭吉らと並んで明治の六大教育家に数えられました。明治9年には、現在放映中の大河ドラマ『八重の桜』の主人公、新島八重と結婚しています。

ちなみに、記念碑の後ろに写っている「緑の島」は、来る7月27日+28日に開催される函館出身のロック・バンド「GLAY」の公演会場です。緑の島につながる橋の名は、新島襄にちなんで「新島橋」といいます。緑の島に向かう際に必ず渡る橋ですので、公演を観に行かれる方はぜひチェックしてみてください。

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山上大神宮例大祭

2013 年 7 月 17 日 水曜日

昨日(7月16日)は山上大神宮(やまのうえだいじんぐう)の例大祭本祭が斎行されました。山上大神宮は、かつて龍馬が命を救った再従兄弟(またいとこ)の澤辺琢磨が宮司をつとめた由緒ある神社で、蝦夷地の龍馬像除幕式の際にも神事を斎行していただきました。

現在放映されている大河ドラマ『八重の桜』の主人公・山本八重の再婚相手である新島襄が、函館からアメリカへ密航を図った際に手助けした人物の一人が澤辺琢磨で、襄と八重は後年二人で函館を訪れています。

山上大神宮では今も琢磨の刀を所蔵しており、現宮司・澤辺益美氏のご厚意によって、記念館オープンから約一年間借用・展示させていただきました。

本祭では、神事の後に「松前神楽」が奉納されました(写真)。このお神楽の歴史は古く、蝦夷地における神道振興の一翼を担ったもので、昭和33年4月、北海道第1号無形文化財に指定されています。

軽快なお囃子に乗って、美しく優雅な神楽舞や獅子舞が披露されました。このお神楽を見ていると、日本人として生まれてきたことに喜びを感じます。d(^o^)

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「海の日」寺子屋龍馬塾

2013 年 7 月 15 日 月曜日

今日は「海の日」(※7月の第3月曜日)。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨とした国民の祝日です。世界の国々の中で海の日を国民の祝日としている国は唯一日本だけだそうです。

祝日化される前は「海の記念日」と呼ばれ、明治9年(1876)、明治天皇の東北地方巡幸の後、7月20日に横浜港に帰着したことにちなみ、昭和16年(1941)、逓信大臣・村田省蔵の提唱により制定されました。

記念館には函館市立青柳小学校5年生の生徒さんたちが訪れ、「寺子屋龍馬塾」として龍馬の功績を学んだ後、龍馬像台座の清掃活動を行いました。自ら進んで取組み、3人で協力しながら取り組む彼ら。がんばれ、未来の龍馬たち!d(^o^)

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