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第3回函館宝探し「箱館異国の城下町伝説」スタート!

2012 年 7 月 30 日 月曜日

 社団法人函館青年会議所主催による、第3回函館宝探し「箱館異国の城下町伝説~美しき情景、思い新たに~」が、いよいよ7月28日(土)にスタートしました!今年で3回目を迎えるこのイベントは、主に子どもとそのご家族を対象に、夏休みの一つの思い出として、函館の歴史と文化を楽しく散策しながら学んでもらうことを目的に開催されています。

 今年は幕末維新を中心とした史跡や歴史的建造物が立ち並ぶ函館西部地区を舞台に、宝探しを通じて函館の歴史や文化の魅力を体感してもらう内容となっています。そして、そのストーリーは“龍馬が残した一通の手紙”(※内容はフィクション)から始まり、スタート地点は蝦夷地の坂本龍馬像が立つ函館龍馬公園!



 参加するには、まず「宝の地図」(応募用紙/上の写真)を購入し(1部350円)、函館龍馬公園の立て看板に書いてあるヒントをもとに次のチェックポイントを解き明かし、この要領でチェックポイントを順にまわりながら、そのどこかに隠されている宝箱の全てのキーワードを探し出し、応募用紙に記入して発見報告センター(函館市地域交流まちづくりセンター)に提出します。提出した人には記念品が贈呈され、さらに全てのキーワードが正しく記入されていた人の中から、抽選で豪華賞品が当たるというWチャンスとなっています。

 28日午前10時30分、社団法人函館青年会議所理事長・西村有人氏をはじめとする役員、実行委員会の方々をはじめ、この函館宝探しを楽しみにしていた親子連れの方々が多数集まってくださいました。そして、蝦夷地の坂本龍馬像が見守る中、オープニングとなる立て看板の除幕式が執り行われ、西村理事長と共に私も除幕に参加させていただきました(下の写真)。



 除幕後は、スタートを心待ちにしていた数組の親子連れが、早速立て看板のヒントをチェック。親御さんと共に足早に次のチェックポイントへと向かっていきました。また、たまたま観光で埼玉から記念館を訪れていた親子連れが、この宝探しのことを知って急きょ参加を決めるなど、大変賑やかなオープニングとなりました。



 このイベントには、北海道坂本龍馬記念館も企画段階から協力させていただき、宝探しのストーリーの中には、龍馬が目指した蝦夷地開拓や、幕末に函館に渡った龍馬の縁戚・山本数馬(後の澤辺琢磨)などの史実も含まれており、龍馬ファンはもちろん、子どもから大人まで楽しめるクイズラリー形式となっています。

 また、記念館では宝の地図の販売も行っていますので、この夏休みはぜひご家族そろって北海道坂本龍馬記念館にお越しいただき、二連管打ち式拳銃やピストルなどが新たに加えられた幕末維新の貴重な展示と共に、函館宝探しで歴史の街・函館を満喫してください!(※開催期間:8月26日まで)

■詳細はこちら↓

第3回函館宝探し「箱館異国の城下町伝説~美しき情景、思い新たに~」


第43回箱館五稜郭祭パレードに出場しました!

2012 年 5 月 31 日 木曜日

 5月19日と20日の2日間、「第43回箱館五稜郭祭」が盛大に開催されました。この行事は、戊辰戦争の舞台となった五稜郭にまつわる歴史を後世に伝えると共に、函館の基礎を築いた先人の遺徳を偲び、箱館戦争で戦没した無名戦士の慰霊を目的として昭和45年から開催されており、今年で43回目を迎える函館の伝統行事です。
 19日は箱館戦争ゆかりの地を巡る「碑前祭」や、恒例の「土方歳三コンテスト全国大会」が開催されました。25回目となる今回の優勝者は、何と函館市内の女子高校生(3年生)でした!

 そして、素晴らしい天気に恵まれた20日は、ペリーの箱館来航から箱館戦争終結までを題材に、当時の旧幕府軍・新政府軍に扮して戦闘シーンを再現する維新行列や音楽パレード、そして旧幕府軍から明治新政府軍への五稜郭明け渡しを再現する開城セレモニーなどが、函館市中島町から五稜郭にかけて実施されました。
 昨年の維新行列では、朝廷の命により龍馬の養子となって跡目を継いだ高松太郎(坂本直)役として初参加させていただきましたが、今年は龍馬と共に蝦夷地開拓を目指し、箱館・五稜郭に渡った同志2名が新たに加わりました。



 この写真は龍馬像前での出陣式のスナップ。中央が高松太郎(坂本直)役の佐藤慶輔さん、向かって右が岡本監輔役の佐藤強さん、左が山東一郎役の私です。

 龍馬の甥で同志でもあった高松太郎は、龍馬の蝦夷地開拓計画に深く関わり、彼の遺志を引き継いで慶応4年に明治新政府の役人として箱館に渡りました。五稜郭に置かれた箱館裁判所(行政機関/もとの箱館奉行所・後の箱館府)に赴任して箱館戦争にも従軍し、その軍功によって松前藩主から褒賞も受けています。

 岡本監輔(おかもと・けんすけ)は阿波国(現徳島県)出身で、早い時期から北蝦夷地開拓の重要性を主張し、自ら樺太を踏査した人物です。その後、山東一郎の紹介で龍馬に会い、樺太の状況を伝えると共に、本土の浪人たちを樺太に送り込んでロシアからの防衛と開拓に従事させる計画を熱く語ったといわれています。また、後に箱館裁判所総督となる清水谷公考(しみずだに・きんなる)に高松太郎を紹介した人物でもあります。

 山東一郎(さんとう・いちろう)は紀伊国(現和歌山県)出身で、岡本監輔と共に蝦夷地開拓計画を推進した人物です。薩摩藩士・森清之丞の紹介を受けて龍馬と面会し、蝦夷地開拓への協力を要請すると共に、後に岡本を紹介しました。

 今回新たに登場した2名は、龍馬と共に蝦夷地開拓を目指し、高松太郎と共に龍馬の遺志を引き継いで箱館・五稜郭に渡った同志たちなのです。

 午後1時、中島町廉売通りでの開会式を終え、いよいよパレードがスタート!今年のパレード参加者数は、警察や自衛隊などの音楽隊や幼稚園児によるチビッコ新選組のチームなども含め、1000人規模の盛大なものとなり、沿道にも多くの市民や観光客が詰めかけました。

 

 我が北海道坂本龍馬記念館・高松太郎隊は、“北海道に上陸したぜよ!”のセリフやアクション、そして沿道の観客や電車・バスなどで移動中の人々に手を振ってPR、多くの方々が反応し、声援を送ってくださいました。



 五稜郭手前の行啓通りでは、クライマックスとなる旧幕府軍と新政府軍の戦闘シーンが繰り広げられました。見事な殺陣(たて)、そして銃や大砲の爆音と砲煙は本物さながらの迫力!沿道の観客からも、ひときわ大きな拍手と歓声が起こっていました。



 そして、五稜郭公園内では、フィナーレとなる「開城セレモニー」が行われました。北海道警察と陸上自衛隊の音楽隊による演奏、榎本武揚から黒田清隆への五稜郭明け渡しの会談(寸劇)、開城宣言、銃と大砲による祝砲、函館観光大使・平田まりさんによるオリジナル曲『五稜の夢』の披露、実行委員長・中野豊氏の挨拶と続き、最後は賑やかな餅まきをもって全ての催しが終了しました。



 セレモニー終了後も高松太郎隊の人気が高く、若い女性グループからの記念写真のリクエストに応えたり、他の出場グループのメンバーと記念撮影を行うなど、多くの方々と交流しながら北海道坂本龍馬記念館をしっかりとPRしてきました。

“函館を盛り上げるべく、来年も参上するぜよ!!”


東日本大震災義援金についてのご報告とお礼

2012 年 5 月 9 日 水曜日

 東日本大震災発生直後よりご協力をお願い申し上げてまいりました北海道坂本龍馬記念館内での募金箱及び函館龍馬公園(蝦夷地の龍馬像前)での募金活動などで皆様からお預かりした暖かい募金に加え、函館社中の収益金の一部、当館スタッフや協力者の皆様よりお預かりした義援金は、日本赤十字社苫小牧地区納入分(20、000円/平成23年8月18日)と、NHK函館放送局納入分(82、884円/平成24年4月10日)を合わせ、平成24年3月31日現在で合計102,884円となり、被災地の方々に寄付させていただきましたのでご報告申し上げます。

 被災地の一日も早い復興をお祈りしますとともに、ご協力いただいた皆様に心から厚くお礼申し上げます。また、今後も記念館内に募金箱を設置させていただき、支援活動を継続してまいりますので、引き続きご協力の程よろしくお願い申し上げます。

北海道坂本龍馬記念館館長・三輪貞治、スタッフ一同