箱館高田屋嘉兵衛顕彰・追悼式

函館港まつり初日の今日・8月1日午前11:00より、宝来町の高田屋嘉兵衛像前において、箱館高田屋嘉兵衛顕彰・追悼式が挙行されました。

高田屋嘉兵衛(たかだや・かへえ/1769年2月7日~1827年4月30日)は、江戸時代後期の廻船業者、海商。淡路島で生まれ、兵庫・津に出て船乗りとなり、後に廻船商人として蝦夷地・箱館(現函館)に進出しました。国後島・択捉島間の航路を開拓、漁場運営と廻船業で巨額の財を築き、箱館の発展に貢献しました。また、ゴローニン事件でカムチャツカに連行されるも、日露交渉の間に立って命懸けで事件解決へ導いた偉大な人物です。その生涯は、司馬遼太郎の長編小説『菜の花の沖』にも描かれ、広く知られています。

顕彰・追悼式は、箱館高田屋嘉兵衛顕彰会会長・松田俊司による式辞に続き、僧侶読経、献花、そして最後に花泉舞衛社中の皆さんによる華やかな奉納舞踊が披露されました。私も参列し、献花をさせていただきました。

式典は、高田屋嘉兵衛ゆかりの兵庫県洲本市五色町より、五色町商工会会長・砂尾治様、そして高田屋嘉兵衛翁顕彰会副会長・和田光司様のご臨席も賜り、式は厳粛かつ華やかに執り行われました。

この顕彰・追悼式を通じ、今後、より多くの方々に高田屋嘉兵衛と函館との深い繋がりを知っていただきたいと願っています。

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