‘記念館Blog’ カテゴリーのアーカイブ

谷地頭(やちがしら)方面おすすめスポット

2009 年 4 月 14 日 火曜日

 

今日は函館山のふもと、谷地頭方面の観光スポットをご紹介しましょう。



まずは「石川啄木一族の墓」(写真左)。石川啄木の函館滞在は明治40年の5月から9月という短期間でしたが、“死ぬ時は函館で・・・”と言わしめたほど、啄木は函館の街を愛していたそうです。この墓地は大正15年に建てられたもので、啄木をはじめ、妻の節子、3人の愛児や両親などが共に眠っています。

 

啄木一族の墓がある共同墓地のほど近くには立待岬(たちまちみさき)があります(写真中央)。函館の街や津軽海峡、下北・津軽両半島を望む、すばらしい眺めを楽しむことができます。ここは戦前まで軍事的要所として立ち入りが制限されていたために、今も自然が色濃く残されています。ちなみに、立待の地名の由来は「魚を獲ろうと立って待つ」という意味のアイヌ語にちなんだものだそうです。

 

最後は市営谷地頭温泉(写真右)。泉質はナトリウム塩化物泉で、鉄分が豊富な土色の温泉は独特で、体が芯から温まります。日帰り入浴にはもってこいのスポットで、観光客にも根強い人気があります。記念館施設から車で5分ほどの距離です。


楽しい取材

2009 年 4 月 12 日 日曜日

 

今日は朝日新聞の記者の方が記念館の取材に来てくださいました。



取材中、留萌から転勤で函館に来られたというご夫妻が来館されました。ご主人は坂本龍馬や坂本直行画伯のことをよくご存じで、展示パネルや資料について奥様に自ら解説されるほど。募金にもご協力くださいました。

 

記者の方による取材も快く受けてくださり、展示を観ての感想や記念館オープンに向けての期待などについてお話くださいました。偶然にも、苗字が「坂本」さんだそうです! “記念館オープンによって、是非函館が活気づいていってほしい”  との大変嬉しいコメントもいただきました!

 

写真は取材中のスナップ。3枚目は記者の方が撮影しているところをさらに撮影したものです(笑)。皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

とても楽しく、嬉しいひとときでした。


宝来町のおすすめスポット

2009 年 4 月 10 日 金曜日

 

ここのところブログがすっかりご無沙汰しておりました。今日からまた函館の春の表情と情報を皆様にお伝えしていきますね。

 

今日はまず、記念館施設から徒歩5分ほどのところにある「高田屋嘉兵衛像」のご紹介から(写真左)。

高田屋嘉兵衛(たかだや・かへい)は、ご存じ司馬遼太郎の『菜の花の沖』という小説で有名です。司馬遼太郎に「江戸時代を通じて一番えらい日本人ではないか」と言わしめた人物です。

 

嘉兵衛は明和6年(1769)淡路島生まれで28歳の時に函館へわたり、その後函館を拠点に造船・海運・漁場経営などを手がけるかたわら、当時の函館の社会事業にも尽力しました。また、ゴロヴニン事件では、嘉兵衛の命がけの行動よって事件が解決し、日本・ロシア両国の友好に大きく貢献しました。

この像は函館開港100年を記念して昭和33年(1958)に建立されたものです。



中央の写真は、嘉兵衛像のすぐそばにある「千秋庵総本家」。1860年創業という長い伝統を持つ千秋庵の本家本元。洋風せんべいの「山親爺(やまおやじ)」はおなじみ、他に「高田屋嘉兵衛最中」もあります。

 

右の写真は、昭和23年創業の印度カレー専門店「小いけ」。ピリッと辛い本格印度カレーが味わえます。今日は札幌からのゲストの方と共にここで昼食をとりました。私はドリア風の「焼きカレー」をチョイス、香ばしくてとても美味でした。久々に汗にまみれながら男らしく食べました!

 

今日は記念館施設のほど近く、宝来町のおすすめスポットの紹介でした。